今日は、前回の続きのお話になります。
メルマガ 読者さんからのご質問、
「いい面を見ようと思ってみるんですけど、
すぐに現実はちがうよね？って思ってしまいます。
感謝しようって思うけど、些細な事、日常的な事だと
これが普通だよね？って思っちゃいます。」
に回答しています。
ご質問にお答えする上でのポイントが２つあり、
１つ目が、
でも現実はちがうよね？と思ってしまうこと
２つ目が、
これが普通だよね？と思ってしまうこと
だとお話しました。
１つ目のポイントについては、
前回の記事でお話しています。
今日は、２つ目のポイントについて
お話していきたいと思います。
これって、普通だよね？
ご質問の文中に「感謝しようって思うけど」とあるように、
普段の生活やご自身の人生の中から、
「感謝できること」を探そうとしているのが分かります。
感謝できることを探すのは、
とっても大切なことです(´ω｀*)
だけど、問題なのは、その後。
「これが普通だよね？って思っちゃいます」
です。
いや～、この気持ち、
わたしはとってもとっても分かりますよ！
数年前、夫がまだアルバイトをしていて、
お給料がすごく少なかった頃、
働いてくれているんだから！
無職よりはマシだし！
と、自分に言い聞かせて、
「働いてくれている夫に感謝」
しようとしていました。
だけど、次の瞬間、
ややブラックな自分の声が聞こえてくるんですよ。
「働いてるのってさ、当たり前じゃない？」
「家族がいるんだからさ、働くのって普通でしょ」
という声が。
そのときわたしは、
生後数ヶ月の娘の世話に追われていたので、
働けるのは夫しかいなかったわけです。
・夫が働いて稼ぐのは当たり前。
・家があるのは当たり前。
・スマホを持っているのは当たり前。
・車があるのは当たり前。
・洗濯機があるのは当たり前。
これらは、その当時
わたしが当たり前だと思っていたことです。
なぜなら、
周りの人たちも、
みんなそうだったからです。
つまり、それが 普通 だったわけです。
以前、「幸せは相対的なもの」という
記事を書いたことがあります。
人は、周りの人たちと自分を比べ、
周りよりも優れているか、劣っているかをジャッジし、
それで幸せを感じたり、不幸を感じたりします。
平均的な年収の人が、
貧困世帯が多く住んでいる街に住めば、
自分のことを「わたしは恵まれている」と思うかもしれません。
ですが、東京の港区に住めば、
「わたしはなんて惨めなんだ」と思うかもしれません。
ニューヨークや東京などの大都市で
ホームレスをしている人よりも、
スラム街でホームレスをしている人の方が、
幸福度が高いという研究結果もあります。
全て、周りの人と自分とのギャップです。
恐らく、
「わたしは絶対に周りと比べたりはしない！」
という人はいないでしょう。
周りと比べてしまうのは、DNAに組み込まれた
プログラムだとさえ思っています。
だからといって、それに従って、
周りと比べることが正解だとは思っていません。
周りとの比較によって、
自分の幸せが決まってしまうとしたら、
それはとてつもなく不安定な幸せです。
比べるなら自分自身と比べる
では、どうすればいいのか。
比べるなら、他人ではなく、
自分自身と比べましょう。
そして、自分の人生に集中しましょう。
ポイントは３つ。
１つ目は、自分の人生だけを見つめる
２つ目は、それがないことを考えてみる
３つ目は、生まれてきたときのことを考えてみる
１つずつ、説明します。
１．自分の人生だけを見つめる
他人の生活、他人の人生、他人の基準を考えるのをやめて、
自分の生活、自分の人生、自分の基準を考えてください。
・あなたは何をしているとき楽しいでしょうか？
・あなたは誰といるときに幸せを感じますか？
・あなたは人生をどんなふうに過ごしたいと思っていますか？
他人と比べるのをやめて、
自分自身だけと向き合ってみてください。
２．それがないことを考えてみる
あなたは、
冷蔵庫がない真夏を経験したことがありますか？
わたしは、あります。笑
引っ越しのときに、新しい冷蔵庫を買ったのですが、
タイミングが悪く、在庫がないとのことで、
２週間弱を冷蔵庫なしで暮らしました。
８月のことです。
氷を入れた発泡スチロールを
冷蔵庫代わりに使っていましたが、
氷はすぐ溶けるし、モノが全然入らない。
冷蔵庫のありがたさを
あれほど感じたことはありませんでした。
このようなことを、
わざわざ経験しなくてもいいですが、
当たり前のようにあるものが、
ないときのことを考えてみるのはおすすめです。
10階に住んでいる人なら、
エレベーターがないなんて大変だと思いますよ。
１歳くらいのお子さんがいる人なら、
ベビーカーがないなんて大変です。
そんな想像をしてみると、
「あぁ、ありがたいなぁ」という
感謝の気持ちが湧くと思います。
３．生まれてきたときのことを考えてみる
わたしたちは、
なんにも持たずに生まれてきました。
服も着ずに、裸で生まれてきました。
このブログを読んでいるあなたは、
恐らく服を着ているかと思います。
生まれてきたときよりも、
「服」を多く持っています。
生まれてきたときは、
お金なんて１円も持っていませんでした。
だけど、このブログを読んでいるあなたは、
100円くらいは持っているでしょう。
生まれてきたよりも、
多くお金を持っています。
そんなことを考えていると、
「わたしはいろいろなものを手に入れてきたなぁ」
と思うわけです。
周りの人と比べれば、
持っているものは少ないかもしれませんが、
生まれてきたばかりの自分と比べれば、
比較できないくらい、たくさんのものを持っています。
感謝を忘れていると、人生が教えてくれる
ロンダ・バーンさんの「ザ・マジック」
という本の中に、こんな一節があります。
感謝する人はより多くを与えられて、豊かさを手に入れます。
「ザ・マジック」角川書店
感謝をしない人は、持っているものまで取り上げられてしまいます。
わたしは、
これは、真実だと思っています。
なぜなら、感謝をしてこなかったせいで、
取り上げられたことが何度もあるからです。笑
お金に感謝してこなかったせいで、
超絶貧乏生活を送っていました。
自分自身に感謝してこなかったせいで、
プチ鬱になったこともあります。
夫に感謝してこなかったせいで、
離婚寸前まで追い込まれました。
感謝を忘れていると、「お知らせ」が来ます。
初めは、小さな「お知らせ」なんです。
ちょっと体調を崩したりとか、
ちょっとお金が出ていくことが続いたりとか、
ちょっと夫婦喧嘩をしたりだとか。
だけど、それでも感謝をしないでいると、
気づかせるためにもっと大きな「お知らせ」が
必要になってしまうんです。
それで、取り上げられる。
もし、あなたから何かが取り上げられたとしたら、
「感謝を忘れているよ」という「お知らせ」です。
でも、何かを取り上げられたとしても、大丈夫です。
わたしが経験したどんな悲惨な出来事も、
今振り返ってみると、
最高のギフトだったと言えるからです。
お金がなくなる経験がなければ、
わたしはお金の大切さに気づけませんでした。
あのとき気づいてよかった、と思っています。
あぁ、人生って、
本当にうまくできていますよね。笑
このブログを読んでいる時点で、
あなたはとても恵まれていて、豊かな存在です。
いつも読んでくださり、
本当にありがとうございます。
何か参考になれば嬉しく思います。
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