あなたは、何かいやなできごとが起きて、
「何でこんなことが起きたんだ…！いやだ！」
と思うことはありませんか？
これは、「今」に生きていません。
今日は、過去や未来ではなく、
「今を生きる」ために大切なことを
お話したいと思います。
現実に抵抗する、とは
すでに起きてしまったことに対して、
不満を持ち、文句を言う。
これは 現実に「抵抗」しています。
思考は、
もうすでにできごとが起きてしまった
「過去」のことを考え、
大切な「今」を
「不満を持ち、文句を言う」
ということに使っています。
起きてしまったことが、
「すでに起きてしまったんだ」と、
受け入れることができないから、
不満を持ち、文句を言っているのです。
受け入れることができないから、
「いやだ、いやだ、いやだー！」
となっているわけです。
このときの対処法は、ひとつ。
「現状を受け入れる」ことです。
ひとまず、現状を受け入れてください。
「あぁ、これが起きたんだな」
「今は、こういう状況なんだな」
と、受け入れてください。
現状を受け入れて、その上で、
「どうするか」を考えてみてください。
受け入れる＝諦める？
「現状を受け入れる」のと
「諦める」のは、違います。
どっちも同じように感じる方も多いと思いますし、
わたしも最初、「どう違うん？一緒やん」と
思っていました。
だけど、全然違うんです。
逆に言うと、現状を受け入れない限り、
これから先の一歩を踏み出すことができません。
例えば、病気が見つかったとします。
最初はビックリすると思うし、
戸惑うかもしれません。
ですが、ずーっと、
「なんでわたしが…？いやだ…！」と悲観したり、
「将来はどうなるの…？」と不安に思っていては、
物事は前に進みません。
「今の病状はどうなのか」も分からないだろうし、
「今後どのように治療をしていくか」も、
真剣に考えられないと思います。
こういうときに必要なのが
「現状を受け入れる」ことです。
「わたしは病気になった」
「今の病状はこんな感じだ」
これをまず受け入れる。
そして、その上で、
「自分はどうしたいのか」
「どうするか」を考えます。
これは、
「わたしは病気なんだ…もうダメだ…」と
「諦める」のとは全然違いますよね。
受け入れれば、よりよい策を講じることができる
もっとライトな、わたしの話をします。
わたしは学生の頃から朝が苦手で、
高校のときは「遅刻王」でした。笑（えない。）
社会人になっても、それは変わらず、
9時～17時まで働く、ということも、
9時までに会社に行く、というのが辛く、
長く続けることができませんでした。
もちろんわたしも最初は、
「朝が苦手」というのを克服しようと
いろいろな方法を試し、頑張りました。
夜は22時までに寝る、とか、
目覚ましを何個も置く、とか、
目が覚めたらとにかく布団から出る、とか。
最初は効果があったとしても、
「朝が苦手」だということに変わりはなく、
どの方法も辛く、少し経つと効果は薄れていきました。
これは、わたしが「朝が苦手」という
わたしの性格に「抵抗」していたわけです。
「朝、起きれない」という現状に
「抵抗」していた、ということです。
このとき、わたしがするべきことは
「現状を受け入れる」ということなはずです。
その当時のわたしは、
引き寄せの法則のことも、
現実がどのようにつくられているのかも
知りませんでしたが、
運よく「現状を受け入れる」
ということをしました。
「朝、起きれない」という状況や自分を受け入れ、
その上で、自分に向いている仕事を探しました。
わたしがその後選んだのは、
始業時間が午後からの仕事でした。
午後からの仕事は、
自分に合っていてラクだったので、
長く続けることができました。
「朝、起きれない」という現状に
抵抗したままでは、
「午後からの仕事を探す」なんていう発想は
出てこなかったはずです。
現状を受け入れたことで、
よりよい策を講じることができました。
合言葉は「じゃあ、どうする？」
「子どもの成績が悪い」ときに
ただ心配して、不安になるのではなく、
「子どもの成績が悪い、じゃあ、どうする？」
と、考える。
「夫が休みの日にずっと寝ている」ときに
ただ不満を持ち、文句を言うのではなく、
「夫がずっと寝ている、じゃあ、どうする？」
と、考える。
「恋人が最近冷たい」ときに
ただ不安になったり、疑ったりするのではなく、
「恋人が冷たい、じゃあ、どうする？」
と、考える。
「現状を受け入れて、その上でどうするか」
文章にすると簡単なのに、
実際にそれを実行するのは少し難しいかもしれません。
なんだかんだ言って、
わたしたちは現実に抵抗します。
ですが、抵抗していたって、
何も変わりません。
抵抗している間は、
「過去」のことを考え、
「今」を無駄にしています。
わたしたちが何かできるのは、
「今」しかありません。
「過去」に何かをすることはできないし、
もちろん「未来」に何かをすることもできません。
いつどんなときでも、
わたしたちが何かをできるのは、
「今」しかないのです。
「現状を受け入れて、その上でどうするか」
それが、「今を生きる」ことです。
今日の記事が、
少しでも参考になれば嬉しいです。
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